楽しみにしていたメキシコオープン・アカプルコ大会、錦織選手の初戦。
しんどい試合になるだろうなぁとは思っていたけど、錦織選手は18歳の若手、カナダのシャポバロフ選手にフルセットで負けてしまいました。
スコアは、7-6、3-6、1-6。
最終セットは少しわき腹を押さえたりして、調子悪そうなそぶりもありました。
第1セットはタイブレークで何とか取ったものの、内容自体はミスが多くサーブも苦戦していてちょっと危なかった。
でもシャポバロフもミスが多く、錦織が何とかセットを先取。
しかし、2セット目と3セット目も相変わらずサーブの入りが悪く、ミスも減らず…。で、このようなスコアに。
第2セットの第1ゲームで、いきなり相手にブレークを許してしまったのがマズかった気がする。
シャポバロフは、ミスが多かったとは言えポテンシャルの高さはやっぱり注目度が高いだけのことはあると感じました。
たまにものすごい威力のあるショットを繰り出すし、動きも良いし。
ただ、安定感がまだイマイチなのかなぁ。ちょっと不安定な感じはしました。
しかし、今日は錦織がそれ以上に不安定だったので…(*_*;
せっかくオープンスペース作って、ここぞ!というショットがネットにかかる…という場面が何度もあって、歯がゆくてたまらなかったです。
あれが入っていれば…!と。
ネットだけじゃなくバックアウトも多かったですね。
錦織選手も「あ~!」と大きな声を出していたことが何回かありましたし、思わずラケットを壁に投げつけてしまうシーンも…。
まだ試合勘が完全に戻っていないんだろうなぁ。
シャポバロフが相手じゃやりにくかったと思うし。
まだ無意識に手首を庇って全力を出し切れていない部分もあるかも。
とにかく、本人もなかなか思い通りのプレーができなくてフラストレーションがつのっているように見えました。
今日の試合は、終始歯切れが悪く、最後の方は気迫があまり感じられなくなっちゃって、そこが残念な点でしたね…。
同じ負けでも、よく頑張った!と心から労いの言葉をかけたくなるような時もあれば、今日のように何だかどよーんと暗い気分になってしまう負けもあります。
見る側としてはやっぱり、最後まで諦めずにボールに食らいつく姿を見たいですからね。
ニュースによると、暑さで体調がいまいちだったようです。
「大事なところでプレーが雑になった。まだ状態は100%ではない。暑さもあり、体調は万全ではなかった。第3セットはサーブが入らなくなり、最後は彼の方が良いプレーをした」
そう、大事なところでのミスが多くて、非常にもったいなかった(;´Д`)
今日はシャポバロフも決して絶好調ではなかったから、もう少し調子が出れば勝てたかもしれなかったです。
自分のコンディションに問題はなかった。第3セットでサーブが入らず、彼のリターンも良かった。@keinishikori 🇯🇵 pic.twitter.com/RsTClMVGLj
— Abierto Mexicano (@AbiertoTelcel) 2018年2月28日
でも、コンディションに問題がなかったというのは朗報です。
今はまだ復活途中。
こちらとしても、完全復活はゆっくりでいいから、とにかくケガなく今シーズンを無事に過ごしてほしいというのがいちばんの願いなので。
しかし、若い選手がどんどん台頭してきて怖いなぁ。
彼らの活躍を見ていたら、ケガとは言えのんびり休養なんかしてる気分じゃないのも分かります。
そういえば、この大会第1シードのナダルが試合前に棄権してしまいました…。
脚の負傷の再発だそうです。
前日の練習中に、脚に痛みが出たそうで。
棄権したナダルの代わりに、日本のダニエル太郎が急遽試合に出場しましたが、すでにF・ロペスに敗退しています。
ナダルは、1月の全豪の準々決勝で負傷により途中棄権をして、今回のアカプルコがそれ以来の復活戦だったんですが、ちょっと復帰が早過ぎると思ったんですよね。
ただ、せっかく世界ランキング1位になったのに、ケガの治療で休養しているあいだにフェデラーに1位を取って変わられてしまった、という経緯もあり、早い復帰に喜んだのも確かです。
でも錦織同様、まずはケガを完全に治すことが何より先決だと思うのでね…。
錦織もナダルもいなくなってしまった今大会。
楽しみが半減どころか8割減くらいしてしまいましたが、とりあえずフェレールやデルポトロが勝ち進んでいるので、明日からも試合をチェックしようと思います。
しかし、シャポバロフの若さったら。
まるでゴムまりのように跳ねまくってました。
でも、錦織だってまだまだやってくれると信じています!
テニスの才能はピカイチですもん。
また2016年デビスカップのマレー戦のような、闘志あふれるしぶといプレーを見たいです。
youtu.be
錦織くん、プレーも顔つきも今日とぜんぜん違う^^;
それでは、また!