先日放送された「A-Studio」。
エレカシが出演なのでもちろん録画予約をしつつリアルタイムで観ました。
この「A-Studio」、最近のテレビ出演の中では群を抜くおもしろさでした!
何といっても、宮本氏が「はっはっはっはっは!」と、もう素の状態で実によく笑っていて、あの笑顔と笑い声を聞けただけでも本当に貴重な番組でした^^
最初、エレカシメンバーが登場する前に、鶴瓶さんが「今日のメンバーはすごく楽しみで。調べたら調べるほどオモロイよね」と言ってくれていたのが嬉しかった。
ただ、登場してからその後しばらくの宮本さん、ちょっと表情が固く会話もいつにも増してぎこちない様子で、緊張しているのか何なのか、見ていて少し心配になってしまった。
一応、相手に失礼のないようにちゃんと受け答えはしているんだけど、明らかに話に乗り切れていない感じが伝わって来て、こっちはもうじんわり手の平に汗をかき始めてたよ^^;
宮本さんはそんな感じだし、成ちゃんや石くんに話を振っても、2人ともいつものようにボソッとしかしゃべらないし、鶴瓶さんに「あの、黒のジャケットでそんな静かになったら、なんかあの、、弔問に来ているみたい」なんて言われてました。(※メンバー全員上下黒)
その後も鶴瓶さんが「今回はじめてエレカシをちゃんと聴いたんですよ。どっぷり聴いたよこれ」と(たぶんベストアルバム)何かファイルに挟まれた紙(感想でも書いてあったのかな?)をメンバーに見せてアピールするも、全員うすーい反応で、、、
鶴瓶さん「トミ、ちゃんと見たのこれ?ちょっともういっぺん見せて。見てない見てないぞ」と、再びトミにファイルを見せる(笑)
その後、鶴瓶さんが「これ選曲はどないしたの?みんなで相談して?」と聞くと、
「いや相談しないですよめんどくさいんで」
と、笑いながらだけど素っ気ない返事の宮本さん。
「めんどくさい?仲間ちゃうの?」と言われてました^^;
なんだなんだ、今日は宮本さんご機嫌ナナメなの?と思ってハラハラしながら観ていたんだけど、エレカシゆかりの人物として「おたら」と「たけちん」が登場(写真だけど)したとたん、宮本さんも他のメンバーも急に沸き立ち、上に書いたように宮本さんがケタケタとすごく楽しそうに笑う姿も見え始め、ホッと胸を撫でおろしたのでした^^;
では、その時のトーク↓
「このメンバーで、(話が)はずまへんのにも関わらず、『武田』んとこ行ってたでしょ?」と鶴瓶さん。
その後、しらばくの沈黙・・・・・
「・・・・・タケダ、ですか?」
と、まだよく分かっていない宮本さん。
パッと武田さん(たけちん)の写真が映し出されると、
「あ~~~、たけちん家ね(笑)」と顔がほころぶ宮本さん。
Contents
たけちんとおたら
この番組は、ゲストのゆかりの人物を事前に取材し、それをネタにトークを繰り広げると言う番組。
ここでは、エレカシの中学時代の同級生である武田氏(たけちん)と本間氏(おたら)が写真で登場。
鶴瓶さんたちの取材を受けたようです。
おたらは、エレカシの現ローディーさんであります。
急に身内のような存在の2人の顔を見て気持ちがほぐれたのか、宮本さんはもうここからは鶴瓶さんが何かいうたびに「はっはっはっはっは!」と笑っていてずっとニコニコご機嫌でした^^
特に、たけちん家の玄関のドアが映し出されたとたん、宮本さんは指をさして「はっはっはっはっはっは!」と大うけw
トミも石くんもニッコニコ^^
宮本さん、このたけちんの家には、1年のうち200日くらい行っていたんだとか。
「吾作」の出前の話
その後の仕掛けもまた楽しかったです。
鶴瓶さん、「まだ『吾作』であれ取ってんの?(出前のこと)」
宮本さん、思わず顔を手で隠しながら吹き出すと、すかさず鶴瓶さんに「何笑うてんねん」と腕を叩かれるw
で、「すごいなぁ~」と素の言葉をもらした宮本さん。
本当に昔馴染みのお店なんだね~。
この「すごいなぁ~」が本当にテレビを意識していない素の驚きの感じでよかったなぁ…。
「ここでずっと出前取ってたんやろ?」の言葉にトミが笑いながら大きくうなづく。
ミヤジは「はっはっはっは」と笑いながら、
「でもね、『吾作』のこのあれはねぇ、おたらが主に、おたらとたけちんがぁ、、」と言いかけると、
「なんや、あいつらか!」と鶴瓶さんのツッコミw
「あいつらの行くとこやん!これおたらの思い出を回っとるんやん!」
の言葉と同時に、おたらの顔がドーンと映し出され、この間ずっとメンバー全員爆笑してましたw
石くんが太っていた話
その後は、「でもいいとこやね、赤羽って」と赤羽話。
石くんが太っていたという話。
今より25キロも太っていたと本人談。
宮本氏に「30キロくらい?」と訂正されてましたけどw
お酒をビンごとラッパ飲みしていた石くんを「ちょっと怖かったよね、あん時ね」とみやじ。
今とはぜんぜん違う丸顔の石くんを思い出しながら、(そんなに怖かったのか~)と思ってました。
誰が一番モテたか
そして、たけちん情報によると、このメンバーの中(成ちゃん除く)で中学時代にいちばんモテたのが「トミ」、次が「石くん」、そして「みやじ」は3番目だったと、たけちんから情報を仕入れた鶴瓶さんに聞いた宮本さん、
「3番ですか!?」と驚いた様子。
「これはたぶん、たけちんちょっと褒めてくれてますね。3番じゃないと思うんです。7番ぐらいだったかな。まるっきりモテないってことはなかったけど。」
7番目というやたらリアルな数字に会場爆笑
で、「トミは一番」と認める宮本さん。
まぁ、ファンのあいだではトミが学校一のモテ男だったことは有名な話ですよね。
この時、片付けをしていたらトミの引き出しからラブレターがぎょうさん出て来たと。
「取ってあるの?」
とトミに聞く宮本氏に、鶴瓶さんが「中学んときや。今取っといたら変態や。」と突っ込む。
そう、、この時代は携帯もスマホもないから、みんな手紙を書いたんだよね。
ラブレターだけでなく友達同士でも手紙を書いて渡していたし、仲良しで集まって交換日記をやったりしたり、雑誌には文通仲間募集のコーナーなんかもありました。
懐かしいなぁ。
「星の砂」について
団地祭りで「星の砂」を歌った話。
「あんな曲、よう作ったね」という鶴瓶さんの問いかけに微妙な顔で沈黙の宮本さん。
「言うてること、わかります?」と聞かれ、
「あ、私ですか!?」
と親指で自分を指しながら宮本さん。
「あの曲すごいですよ」と褒める鶴瓶さんに、
「ちょうど新聞を読んだりとか、そういう、ま、ちょっと背伸びしたい時期ですね」
「世間にとにかく腹を立ててたっていう、そういう時やな」
「そうですね、はい」
とうなづく。
山崎編集長、登場
その後、ロッキンの山崎洋一郎さんが登場!
やっぱりねー!という感じでした。
この時は、若かりし頃の宮本氏が山崎さんの家にテープを持ち込む話をしていました。
せっかく出来上がったテープを聞いてもらおうと山崎邸を訪ねているにも関わらず、テープを渡そうとしない宮本さん。
困った山崎さんがなかば奪い取るようにして宮本さんからテープを取ったという微笑ましいエピソードを、「おばちゃんの伝票の奪い合い」に例える鶴瓶さんが最高w
ケンカについて
「今までケンカとか無かったんですか?」というemmaさんの(たぶん何気ない)問いに、一瞬固まるメンバー。
「ケンカっていうか、けっこうシリアスなそういう何かこう、、、」
「ところはあった」(鶴瓶さんの相槌)
「ですよね、やっぱ大人ですからね。」
「大人になると、やっぱその契約が切れたりとかすると、やっぱみんなそれぞれ当然、悩むじゃないですか」
「ま、それはだから、ケンカとは違うのかな、だからそう『悩み』とかはあったと思いますね~」
宮本さんって口下手だと思われてますけど、意外に実は口上手じゃないかと思うんですよ、最近。
何か自分にとってイメージが悪くなりそうなことを聞かれると、たどたどしいながらもちゃんと自分のイメージが悪くならないように実に上手い言い回しをするんですよ、この人は!
よくバラエティに出ると聞かれる「拍手禁止」や「客を罵倒する」とかも、ミヤジの口から語られると「あぁ、彼には彼なりの思いがあってやむを得ない状況だったんだなぁ~」なんて、こっちはそう思わされてしまうんだから(笑)
だから、宮本さんて実はけっこう口の上手い人なのではないかと最近疑ってるんです。
このケンカにしたって、「悩み」なんてうまく言葉をすり替えてるけど、そりゃ色々言葉にできないようなこともあったと思いますw
でもそんな歴史もエレカシですから。
というか、誰だってそうですよねぇ。
人に言えないことのひとつやふたつ、あって当然。
でも有名人はこうやって過去のエピソードをいちいちほじくり返されてしまうから大変だよなぁ。
岡田カメラマン
そしてこの後、エレカシファンお馴染みのカメラマン「岡田さん」の登場です。(写真で)
喫茶店で鶴瓶さんたちと岡田さんがアイスコーヒーを飲みながら談笑している写真を見て、ふたたび「はっはっはっはっはっは!」と笑い出す宮本氏。
「何笑ってんの」と鶴瓶さん笑
「鶴瓶さんに会ったとかも何にも言ってなかったですよ」
「当たり前、そういう番組やんか」
腑に落ちない表情の宮本氏
「それいちいちバラされたらこの番組つぶれてまうやん」
このやり取りには笑いましたw
そして、契約が切れる頃、岡田さんの家に毎晩のように行って、24時間一緒にいるもんで、岡田さんの奥さんが怒って実家に帰っちゃった、という宮本氏の話に、「当たり前や!」と鶴瓶さん
「ミヤジくんを撮りたい」という岡田さんの、写真のモデルをずっとやっていたという話。
そして(岡田さんから聞いた話で)、「あんだけ才能があるのにも関わらず、人を羨ましいと思う気持ちがすごい強い、人に負けたくないとか悔しい気持ちが」
ちょっとした沈黙のあと、え、おれ?みたいな表情で自分の顔を親指で差しながら鶴瓶さんの方を見る。
「ミヤジやん」
で、宮本さん吹き出す。
「笑うてる場合やない」
「羨むというんではなく、自分はもっと売れたい、もっと売れたい、という気持ちがあんねやろうと。」
寝顔を人に見せない
「でも、寝るところを見せないと、ミヤジは。ある時フッと見たら、ここに涙が(鶴瓶さん自分の目尻を指さし)ひと筋ぴゅ~っと、悔し涙が落ちていたと、なんか詩人みたいに言うてたで」
鶴瓶さんがこの話をしている時の宮本さんの表情が何とも言えなかった。
人に寝顔を見せないミヤジが、岡田さんには寝顔を見られてしまったのね。
昔どこかで「寝顔を見せない」って読んだことありますね。
なんだかこれも母性がザワザワと騒ぐような話。
切なくなってしまうね、なんだか。
こういう話を聞くと。
最後に、「今いちばん凄いと。絶対いま見てと、エレカシをと。」(これも岡田さんの言葉) で、ツアーの宣伝。
鹿児島公演で80歳前後の人が踊ってて、すごく良かったという話。
長くやってるのってこういうことなのかと思った、と。
ミヤジはやさしい
そして、拍手禁止の話題から、
「僕はけっこう、あの~~~、ちょっとこう、、、何て言うんだろうなぁ~、、、短気とは違うっていうか、、、神経質なんですよね、気難しいっていうか、だからその、、」
「いや、そんだけしゃべってるん、神経質とかじゃなく、やっぱり人に対してやさしいんや」
ちょっと沈黙・・・
「いやまぁ、物は言いようで、でもありがとうございます。そうやって言っていただけると、やさしいって言われちゃうと、ちょっとあの~」
「やさしいよ」
「恥ずかしくなっちゃうんですけど、、」
「やさしいよ」
このあとの宮本さんの照れ笑いも含め、このやり取りは最高でしたね。
「めちゃめちゃええ、このバンド」と鶴瓶さん言ってくれました。
ホールツアーについて
ホールに人が入るってことを自分は想像していなかった、本当にビックリしている。
歌を丁寧に伝えていこうとしたら、ちゃんと丁寧に伝わっている。
長くやるというのはこういうことなんですね、と。
「みんなのうた」
次に新曲「風と共に」の話題とともに「はじめての僕デス」が流れる。
40年ぶりに「みんなのうた」で歌うことに対して、
「実はこれ、けっっっこう、うれしいんですね」
「当たり前やん」
「個人的なことで大変恐縮なんですけど」
鶴瓶さんがメンバーに、「腹立ってんの?なんで自分だけ歌いやがってみたいな」
メンバーみんな「いやいやいや」と笑いながら否定。
「でもほんとに、それはうれしいし、だからけっこうその、、、、あの~~、、、すごい、、、、どうしたらいいんですかね? けっこうだからこう、、、、まぁ、、、、、もう何が何だかほんと分からないですね」
鶴瓶さん立ち上がって大爆笑ww
そして、
「‟うれしい”でええやんか!」
「そうか、、」
「うれしいでええねやんか、それはほんまに、なぁ、うれしいやんか。」
宮本氏、目をつむりながら、
「そっか、、、」
トークはここまで。 このあと、「悲しみの果て」と「今宵の月のように」を歌いました。
歌がまた素晴らしかったです。
今回のこの番組は本当に番組スタッフと鶴瓶さんに感謝!
宮本さんがあんなに素でケタケタ笑う姿を見たのはもしかしたら初めてかもしれません。
たけちんやおたら、山崎さん、岡田カメラマンなど、これまでエレカシを支えて来てくれた人たちのお顔を見れたのが本当にうれしかったし(山崎さんはわりとよく見てるけど)、 それぞれのエピソードも最高でした。
まるで25周年の時の映画みたいですね。
25 years of the fighting men’s chronicle 劇場版 エレファントカシマシ ディレクターズカット [DVD]
- アーティスト: エレファントカシマシ
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↑これはちょっとハードな内容だけど、今回の「A-Studio」はこれのハートウォーミング編みたいな番組でした。
自分でも ちょっとおかしいと思うけど、もう20回以上は見てますね、この録画w
でもきっと明日も見てしまうと思います^^
そのくらい良い放送でした。
それでは、また。
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