Who will remain unbeaten on day 3: @KAndersonATP or @keinishikori?#NittoATPFinals #ATP pic.twitter.com/AmFpNx7LpB
— ATP Tour (@atptour) November 13, 2018
錦織vsアンダーソン戦は、6-0、6-1という信じられないスコアで錦織選手の敗戦となりました…。
錦織選手自身が、「何が何だか分からない」、「今年最悪の試合をしてしまった」と語るとおり、サーブもショットも冴えず、ミスも多く、ほとんど錦織らしいプレーが出せないまま負けてしまいました。(→こちら)
キープができない…
ブレイクどころか自分のサービスゲームすらキープできず、アンダーソンにされるがままという感じで試合が進み、あわやダブルベーグルかと思っていたら何とか1ゲームだけキープできましたが、私にとっても「何が何だか分からない」試合でした…。
とにかくフェデラー戦の時にも感じたようにサーフェスなのかボールなのかとにかく「フィットしていない」。
なので、まるで手ごたえを掴めないまま、ただ返すだけしかできず…といった感じで。
その「返すだけ」もミスで返らないパターンが多く、何もかもが裏目に出て袋小路に嵌ってしまったかのよう。
ただ、アンダーソンはとても調子が良かったので、たとえ錦織の調子が万全だったとしても間違いなく苦戦を強いられたと思います。
とは言え、普段の錦織ならこんな一方的な試合なんて考えられないわけで…。
サービスが入らない、リターンも返らない、フォアはラインの外に切れていく、決め球はネットにかかるという、まさに何をやっても上手くいかない状況に、見てる私もただただ「???」と首をかしげるしか…。
いくらコートやボールとの相性が悪いとはいっても、なんでここまで!?というくらいの異常事態でした。
なんだかんだ言ったって世界9位の選手です、それがこんなに手も足も出ない状態になってしまうなんて。
メンタルなのかなぁ……。
サーブが入らないため、リズムがつかめない。「自分の感覚が最後までつかめなかった」。苦手な使用球ということもあり「(球を)コントロールできなかった」。得意のストロークは、ネットの下に当たったり、ベースラインを大きくオーバーしたり、コントロール不能に陥った。
※引用元:日刊スポーツ
それでも、何とか打開するべくいろいろ工夫しているのは伝わってきたのですが、やっとつかんだチャンスもミスで棒に振り、錦織に声援を送り続ける会場のお客さんもだんだん意気消沈していく様子が分かり、何だかやるせない気持ちになってしまいました。
▼朝日新聞の稲垣記者のツイート。
アンダーソンに完敗した錦織の記者会見で質問。今日の絶不調ぶりについて試合前、予兆は?「昨日の練習も、今日の朝もボールの感覚は良かったので。正直、急にですね。試合の中でなかなか組み立てることができず、早い展開でもあったので。ストローク戦もさせてもらえず、リズムがつかめなかった」
— 稲垣康介 Kosuke Inagaki (@Inagaki7K) November 13, 2018
でも、まだ望みが絶たれたわけではありません。
錦織がラウンドロビンを突破して準決勝に勝ち進む可能性もゼロではないのです。
なので、とにかく次のティエム戦までにできるかぎりの対策をして、何とか自分のテニスを取り戻してほしい!
これで1次リーグB組で通算1勝1敗。15日に予定されている最後のティエム(オーストリア)との一戦に、準決勝進出がかかる。「今日のことは忘れて、とにかく明日、練習で修正するしかない」。今年最後の試合になるかもしれないだけに、とにかくすべてを出し尽くしたい。
※引用元:日刊スポーツ
フェデラーvsティエム戦は、フェデラーの勝利!
今朝、フェデラーvsティエム戦を見ていたら、ティエムがまさに昨夜の錦織状態になってました。
ティエムも合わなくて苦労しているみたい。(でも初戦のアンダーソン戦ではもう少し良かったみたいですが…?)
サーブが入らない、リターンが帰らない、ストロークはミスると、何をやっても上手くいかない。
それでも昨夜の錦織よりはまだ動けていましたが。
結局、6-2、6-3のストレートでフェデラーが勝利。
これで、フェデラーと錦織は1勝1敗、アンダーソンが2勝、ティエムは2敗に。
フェデラーはさすがですね、しっかり修正してきました。
錦織戦の時とはまるで別人。
本来のフェデラーと比べるとまだ少し不安定なところはありましたが、それでもミスが大幅に減ってストロークに安定感があったし、サーブもいつもの王者サーブがよく入っていたし。
まぁサーブはもう少し精度が上がらないと、次のアンダーソン戦はちょっとキツイかもしれませんが。
フェデラーは昨日の練習を中止していまして、その情報を知った時はどこか調子悪いのかケガでもしたのかと心配していたのですが、何かフェデラーなりの対策をきちっと練っていたのでしょうね。
本当にさすが。
錦織は中1日でフェデラーのように適応させてくることができるだろうか。
サーフェスやボールに苦労する選手多数
サーフェスの速度については選手たちも相当不満を感じているようです。
控室で選手たちが文句を言っていたなんていう情報も目にしました。
錦織やフェデラー、ティエムだけじゃなく、ダブルスの選手もやりにくさを感じているそうなので、選手たちにとってはかなりストレスのたまる試合となっている模様。
今のところまったくダメージが感じられないのはアンダーソンとジョコくらい?
アンダーソンはむしろピッタリ合っているように感じました。
それにしても、選手が本来のテニスができず、まるで我慢比べのような試合になってしまっているのが残念でなりません。
選手たちの持ち味が出せず、ぜんぜん魅力的な試合展開にならない…。
これではせっかく楽しみに集まった観客たちもガッカリではないでしょうかね。
錦織の次戦は対ティエム!
ラウンドロビン最終戦の相手は、ティエムです。
錦織もティエムも絶不調なので、正直どちらに勝機があるのかまるで予想がつきません。
▼ティエムはこのように語っているようです。
ティーム「まず何より自分のテニスを取り戻さないといけない。明日はそうできるよう努力する。もしそれができないなら、他の結果を気にする必要はないだろう、どちらにせよ3試合目も負けるだろうから。ただ良い試合をしたい、それが最後の試合になるかどうかは関係ない」 https://t.co/vrT3JLDyo7
— 井蛙堂 (@seiadoumogera) November 14, 2018
錦織選手が勝ってラウンドロビン通過してほしいけど、ティエムも頑張ってほしい…。
両者とも自分のテニスを取り戻して思いきりプレーしてほしいです。
ただ「良い試合が見たい」。
あんな本来の姿とかけ離れたようなプレーの連続はもう見たくありません…。
ちなみに、勝ち上がりについては下記の表のようになっています。けっこう複雑なんですコレが。
#NittoATPFinals SF scenarios ⬇️ for @rogerfederer, @kandersonatp, @keinishikori, @ThiemDomi #ATP pic.twitter.com/K7K2qT3Lpf
— ATP Tour (@atptour) November 13, 2018
錦織選手がラウンドロビンを通過するには…
【修正】フェデラーがアンダーソンにストレート勝ちすると錦織はフルセット勝ちでは3位になってしまう。錦織ストレート勝ちでもフェデラーストレート勝ちだと得ゲーム率勝負になり非常に厳しいので、錦織はとにかく勝った上でフェデラーがセット取られることを祈るという状態になる。
— netdash🤔鼻血ブログ (@netdash) November 13, 2018
【修正】ただ2敗して調子の上がらないティームと対戦する錦織、好調で強いプレーのアンダーソンと対戦するフェデラーという組み合わせの妙があり、あながち錦織不利とも言えない とにかく勝利が欲しい。その上でフェデラーがストレート勝ちしてしまったら仕方ない レジェンドが力を発揮したと言うこと
— netdash🤔鼻血ブログ (@netdash) November 13, 2018
結局、自力で突破する可能性はなくなり、ティエムに勝利すること&フェデラーがセットを落とすことが条件ということかな。
できればフェデラーと錦織に進出してほしかったんだけど…。
でも、1戦目でフェデラーに勝利したことは本当に大きい。
そのおかげでまだベスト4進出の可能性が残っています。
いろいろ考え過ぎると複雑な思いにも駆られるので、とにかく今は目の前のティエム戦に勝つことだけを願っています!