先日、ダイエットのせいか最近体調を崩すことが多い、という話をブログに書いたばかりですが、実はその後、肺炎にかかってしまい、さらに胸膜炎を起こして大変な目に遭っておりました…。
肺炎自体の症状は軽かったのですが、胸膜炎の方がもう筆舌に尽くしがたい激痛でして、久々に泣くほどの痛みを経験して心身ともに疲弊…。
時期的にコロナではないかとすごく心配していたのですが、診断は細菌性肺炎&胸膜炎とのこと。
入院にもならずホッとしました。
ようやく楽になってきたので、事の顛末を記しておこうと思います。
事の始まりは「発熱」と「筋肉痛」
以前ブログに書いたように、2月からどうも風邪症状が続いていた私。
悪寒がしたり微熱が出たり少し咳が出たりするのですが、市販の風邪薬を飲むと翌日にはすぐに症状が消え、でもまたすぐに同じような風邪症状が出てきて、再び風邪薬を飲み、またすぐ良くなって、、、ということを毎週のように繰り返していました。
風邪を引くたびに「まさかコロナウイルスに感染したのでは…」とハラハラするものの、症状自体は軽いうえに、薬を飲めばすぐに回復するので、あまり気に留めることなく過ごしていました。
4月頭、また悪寒と咳の症状が出て、「また風邪か~」と憂鬱な気持ちになりつつも、また風邪薬を飲めば治るだろうと軽く考えていたのですが、その日はいつにもまして悪寒がひどく、そのうち体の節々が痛くなってきて、夕方熱を測ったら38.7℃の発熱。
これまでは熱が出ても37℃台の微熱だったのに、いきなりの高熱に加え、筋肉痛のような体の痛みに、「これはインフルエンザかもしれない」と思いました。
ただ、その日は時間も遅かったため、とりあえずビタミン剤と大量の水を飲んで眠りにつきました。
胸~肩の激痛にのたうち回る
翌朝、起きて熱を測ると、36.5度に下がっていました。
「あれ、インフルエンザじゃないのかな?」と少しホッとしたのですが、今度は右肩、右脇腹、右胸が痛くて痛くてたまりません。
昨日は上半身が全体的にキシキシ痛む感じだったのが、この日の朝は体の右側に痛みが集中し、しかも痛みの度合いがかなり増しています。
熱も、朝は36℃台だったのが、そのうち39℃近くまで上がったり37℃台に落ちたりと、安定しません。
とにかくこの筋肉痛のような痛みが辛くて大変でした。
姿勢を変えるたびに肩から胸、脇腹に激痛が走り、寝ていても起きていてもどんな姿勢をしても痛くてたまりません。
そして最もつらかったのが、この痛みが呼吸と連動していることでした。
息を吸うたびに肩と胸がひどく痛むため通常の呼吸ができず、どうしても呼吸が浅くなってしまいます。
すると、だんだん息苦しくなってきてパニックを起こしそうになり、何とか痛みに耐えて大きく息を吸い込むと、呼吸は一瞬楽になるものの、今度は肩と胸の痛みにのたうち回るほどで、夜もまともに寝ることができませんでした。
病院に行きたいけど、今は熱があってもそのまま病院に行くのはNGなんだよなぁ…と、どうしようかすごく悩みました。
神奈川県の「新型コロナ対策パーソナルサポート」(LINE)で、症状を入力してみたり、専用ダイヤルに電話してみたりしましたが、サポートの方では有意義な回答を得られず、専用ダイヤルもつながらず、どうしたものかと…。
でもこの痛みには耐えられそうにないし、コロナ以外の病気の場合はどうしたらいいんだろう、、、と頭がぐるぐる。
この日は結局迷ったまま自宅で過ごすことに。
とにかく肩と胸の痛みが強く、なかなか寝付けないため、朝方に市販の解熱鎮痛剤を飲みました。
その薬が少し効いて、その後少し眠ることができました。
地元のかかりつけ医を受診
次の日、肩と胸の痛みは相変わらず。
これはもうたまらん、これ以上耐えるのは無理!と思い、とりあえず痛みの原因を知りたい、というか、痛みをどうにかしたくて、いつもお世話になっているかかりつけの内科クリニックへ電話してみました。
すると、通常の診察時間とは別に今は「発熱外来」というのを設けており、その時間に来てくださいとのこと。
行っていいんだ!診察してもらえるんだ!と、すごくホッとして、早速その発熱外来を受診しました。
電話で、「基本的に診察時だけ医院内に入ってもらって、他は車内で待機」とのことだったので、車で病院へ向かい、受付で到着を告げました。
クリニックの様子がいつもとまったく異なっていて、ちょっとたじろぐ私…。
入り口はもちろん、室内の窓という窓が開け放してあり、受付のスタッフさん全員白い防護服と目のバイザーというんですか?あれを身に付けてました。
診察カードと健康保険証を提出し、呼ばれるまで車内で待機していると、白い防護服の看護師さんが車に呼びにきました。
そのまま看護師さんの後を距離をとって着いていき、いつもとは別の診察室へ案内されました。
そこで、以下のようなことを聞かれました。
・いつから熱が出たのか
・現在の熱は何℃か
・その他の症状(咳や痰など)
・渡航歴や渡航者との接触はあるか
・家族の体調や普段の過ごし方(私以外に症状が出ている者はいないこと、オット・私・娘はほぼ自宅で自粛生活、息子はバイトに行っていることなどを伝える)
その後、レントゲンを撮ったり、胸の音を聴いたり。
そして、ひとりでしばらく待たされました。
ほどなくして、レントゲン写真を持った先生が部屋に入ってきて、
「歩子さん、これまでに何か肺の病気したことある?」と聞いてきました。
「え、ないです」
「これまで検診で何か指摘されたことは?」
「ないです…が、実はここ2~3年健康診断を受けてなくて…」
そうなんです、自分でもずっと気にはしていたんですが、忙しさにかまけてオットの会社の配偶者検診を何年かサボっていたんですよね…。
というか、この時点で「何か悪いモノでも見つかった…?」と心臓バクバク。
「タバコは吸う?」
なんてことも聞かれたりして、まさか肺がん…!?と、どんどん想像が悪い方向へ…。
そしたら、先生がレントゲン写真を見せていろいろ説明してくれました。
肺に白い影が見えること、どうやら肺に水が溜まっていること、すぐに精密検査が必要なこと。
サーっと血の気が引きながらも、妙に冷静になって説明を聞いていました。
先生がボソっと「〇〇か、胸膜炎か、、」と言っていたのを聞き、〇〇の方は忘れてしまったのですが「胸膜炎」というのが耳に残り、後で調べてみることに。
先生が「紹介状を書くから。どこか希望の病院ある?」というので、私を含め家族もお世話になっている隣町の大きな病院(A病院)の名前を告げました。
すると先生、「う~ん」と考え込み、何か問題があるのか?と思っていたら、「そこはコロナ患者の受け入れ病院なんだよね」と。
そういえば、この症状はコロナではないのかしら?と思い、きいてみると、「コロナではなさそうだね~」と先生。
コロナじゃないんなら良かったけど、、、でも良かったといえるのだろうか…?と不安になり、「あの~、これってすぐに治る病気なんでしょうか?」と聞いてみたら、「それはCTを診てみないと何ともいえない」と言われてしまいました。
それって、すぐに治らない病気の可能性もあるってことだよね。ガーン
その後、別のB病院を検討するも、結局「う~ん、やっぱりA病院にしよう」と先生。
最初に言っていたコロナ患者受け入れの病院に決定しました。
B病院よりもA病院の方が、病院の規模も大きく設備も充実していて、私も自分の通院や家族の付き添いで通い慣れてるので安心だったのですが、何となくレントゲンの白い影がとてもよくないもののように思えて気持ちもダウン……。
その後、車に戻って待機していると、先生自ら領収書と薬(痛み止めが処方された)を渡しに来てくれました。
先生も看護師さんたちも、通常の業務に加えて発熱外来でこんなに神経を使う仕事をしていて、こんなのが続いたら先生たちの方が倒れちゃうんじゃないか、、、と心配になってしまいました。
でも、しっかり診てもらえて大きな病院に紹介状も書いてもらえて、本当に助かりました。
いったい私の病気は…?
発熱外来へ行ったのが土曜日だったので、A病院へ行くのは週明けとなり、1日空いた日曜日はもう不安で不安で仕方ありませんでした。
いろいろネットで検索すると、どうやら先生が言っていた「胸膜炎」というのが私の症状にぴったりハマります。
ただこの胸膜炎、それ単体で発生することは少なく、何かの病気に付随して起こる炎症のよう。
で、その元の病気というのが、「悪性腫瘍・結核・肺炎」がメインとのこと。
先生がポロっと言っていた「タバコ吸う?」の言葉が頭の中にリフレイン。
まさか肺がんなんてことはないよね…。
だって、タバコは1度も吸ったことないし…。
でもオットがベビースモーカーだったから、副流煙の影響は少なからず受けていたかも…。
それに、調べるとタバコ吸わない人でも肺がんになるケースがあるみたい。
もうどんどん悪い方向へ考えてしまいます。
それに、クリニックから帰ってきてから、どうも咳や痰が出るようになってきて、ある時口の中が血の味がしたのでティッシュにとったら血痰が出ていて、今度は「まさか結核!?」と、結核について調べ始めたり。
で、胸膜炎になった人のブログを読んでいると、どうも入院治療している人も多くてですね…。
これは、月曜日に病院に行ったらそのまま入院、なんて可能性もゼロではないな、、、と、肩と胸の痛みに耐えながらスーツケースに入院の準備なんか始めたり。
で、もし入院になったり、ましてや結核とかで長期隔離生活になったりしたら、、、、と、私の加入している保険をチェックしてみたり、オットにもわかるようにしておこうと、昔購入して放置してあったエンディングノートにあれこれ記入してみたり。
肺がん……は、まぁ可能性は低いとしても、結核も肺炎もそれなりに大変な病気だし、コロナの可能性もまだ完全に否定できたわけじゃないし…。いずれにしても覚悟を決めなくてはと自分に言い聞かせました。
とにかく、どんな結果が出ようと、なるべく困らないようにできることをしておこうと、とても忙しい日曜日を過ごしていました。
診断は「肺炎」&「胸膜炎」
A病院は広くてキレイで、日の光がよく入ってとても明るい雰囲気の病院です。
この日はオットが付き添ってくれました。
総合窓口で紹介状とレントゲン画像の入ったCDを渡し、呼吸器内科へ。
診察の前に、血液検査、尿検査、そして胸部CTを撮りました。
このとき担当してくれた技師さんがとてもイケメンで、なんだか緊張…。
そうそう、この日は胸の痛みがだいぶマシになってまして、呼吸はずいぶん楽になりました。
ただ、肩の痛みは相変わらずで、CTの機械に横たわる時と腕を上に上げる時が痛くてモタモタしてしまいました。
その後、けっこう待たされまして、オットとハラハラしながらひたすら名前が呼ばれるのを待っていました。
ようやく名前が呼ばれて診察室へ入っていくと、想像していたよりずっと若いお医者さんで、しかも一目見て「いい人」とわかるような気の良さそうな方でホッとしました。
レントゲン写真と、さっき撮影したCT画像を見せてくれて、「肺に水がたまっているということでしたが、水はたまってないですね~。水のように見えたのは肺炎の痕ですね。ここの部分に云云かんぬん、、、」と、丁寧に説明してくれました。
診断は、細菌性肺炎&胸膜炎。
「水がたまっていない」という言葉にまずホッとして、「肺炎」という言葉にまたホッとして、
「先生、じゃあ肺がんとか結核とかじゃないんですね?」と聞いたら、「違いますね~」とのこと。
で、「コロナということはないですか?」と聞くと、「コロナの所見はないですね~」。
ここで、ようやく肩の力が抜けました。
よかった~
オットも、「想像していた中で一番軽い結果だった」とホッとしていました。
彼も彼なりにあれこれ調べていたようです。
「でも、肺炎は肺炎なんで、しっかり抗生物質を使って治していきましょう」といわれ、抗生剤が2種類と胃腸薬が処方されました。
「入院はしなくていいですか?」と聞くと、「食事もとれているようだし、痛みもよくなってきているので、まぁ大丈夫でしょう」とのこと。
「とりあえず、点滴だけ受けていってください」といわれ、処置室のベッドで久々の点滴(抗生剤入り)を受け、自宅へ帰ってきました。
この日から4日が経ちますけど、また肩の痛みはしつこく残っていますが、胸の痛みはほぼなくなり、呼吸もまったく問題なし。
昨日までは何となく体のだるさや胸の重苦しさを感じていましたが、今日は朝からとても調子がいいです。
抗生剤の影響でおなかを下してますけど、それ以外はとても元気で、ようやくこうしてパソコンを開く気になれました。
大変な時期にこんな病気になってしまって、家族にもずいぶん心配と迷惑をかけてしまいました。
肺がんも大変ですけど、結核やコロナだったら家族の生活にも大きな影響を与えてしまうところだったので、本当にホッとしました。
とはいえ、肺炎もまだ完治したわけではありませんし、油断できない病気であることには変わりありません。
それに、今の状態でコロナウイルスに感染してしまったら非常にマズいと思うので、くれぐれも用心しながら過ごそうと思います。
とりあえず明日A病院へ再診に行く予定です。
(宮本さんの「赤いスイートピー」を生で聴けなかったのが心残りです…。)
それではまた!
歩子さん、今は快方に向かわれている様で本当に良かったです。
一日も早いご回復を願っております。
そしてまた、宮本さん&エレカシへの熱い想いを聞かせて下さい!
すずらんさん。
おかげさまで、肺はだいぶ良くなってきました!
時期が悪く、家族にずいぶん心配をかけてしまいました^^;
家族が家にいるとなかなかエレ活ができないのが悩みですが、またぼちぼちとエレカシ&宮本さんのことをブログに書いていきますね!
ひーーーーー!歩子さんそんなことが⁉︎
大変でしたね(ToT)。まずは楽になって良かったです。
肩の痛みも早くとれますように!今後ともお体十分に気をつけてください(ToT)。
みやもんさん。
そうなのです~。こんな時期にまさかの肺炎になってしまいました。
自覚症状があまりなかったので、レントゲンを見て自分でもびっくりです。
肩の痛みはだいぶ治まってきました^^
どうもありがとうございます!
歩子さん本当に大変でしたね
不安だったと思います
お大事になさってくださいね歩子さんのブログがわたしの元気の源なので^_^
おかみさん。
精神的にちょっとキツかったですねぇ^^;
ここは腹をくくるしかないと覚悟して受診しましたが、それほど悪い結果でなくてよかったです。
これからは回復していく一方だと思うので、また元気にブログ更新していきますね~!
歩子さん 大変でしたね。こんな状況で病院で診てもらうだけでも不安なのに。快方に向かって良かったー。私は最近家族の大病を経験して普通の日々を過ごせることのありがたみを痛感しました。引き続き無理をなさらず、早く肩の痛みがなくなりますように。
ひよとんさん。
そうなんですよね、病院へ行くのもビクビクでした。
でも、地元の病院はほかの患者さんとかち合わないように配慮してくれましたし、総合病院の方はなぜかあまり人がいなかったので、3密も守れて安心しました^^
ご家族にそんなことが…。ひよとんさんも大変だったんですね。
本当に、普通の日々が送れることが何よりの幸せですよね。
コロナも早くワクチンや特効薬ができて安心して外出できる日がきますように。
ブログを読んでおどろきました。だんだんと元気になってほしいです
ごはん食べてゆっくり休んで、より歩子さんが元気になりますように(>_<)
きみぽんさん。
おかげさまで、今はずいぶん元気になってます^^
ダイエットもお休みして、たくさん食べるようにし、7時間以上寝るようにして、免疫力アップを心がけてます♪
この年になると、健康のありがたみをしみじみ感じますね~
健康は幸せの土台ですね。